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山歩き日記 ER アーカイブ

過去のハイキング登山&旅の記録です。

7月20日 第2回富士登山 御殿場口

野球観戦をした後、甥っ子を家まで送り届けて
その足で直接富士山へ向かいました。
昼間は暑い所に一日居たので、眠さと戦いながら車を走らせました。

0593
麓は小雨がちらつきましたが、やがて雲の上に出ました。
7合目の山小屋の光も、はっきりと見えていました。
サイレンを鳴らしながら走行する消防車の後を走って、
午後11時過ぎに御殿場口の新5合目の駐車場に着きました。
すると、そこにもパトライトを光らせたパトカーが停まっていました。
私の車が第一駐車場に滑り込むと、すかさず警察官2名が私の所に来て、
“職質”されました。
これからすぐに夜間登山するのか? といぶかしげに訊かれましたが、
私は翌朝になってから登ります、と答えると立ち去りました。
逆に私が質問すると、霧に巻かれて夜道に迷った登山者が居るとの事です。
そのあと暫くしたのち遭難者は、無事に下山されたようでした。

0602
日付が変わって翌日20日の早朝です。
気持ちが高ぶっていたので、あまりよく眠れませんでした。
毛布を被っていたのですが、寒くて何回も目が覚めました。
午前3時前には、完全に目が覚めてしまいました。
今日登る御殿場ルートは、体力勝負のルートですので
寝起きでしたが無理やりオニギリ2個を口の中に放り込みました。

0604
AM04:06、御殿場口登山道のスタート地点の鳥居を出発しました。

0605
歩き始めてすぐに、「大石茶屋」さんが有ります。
まだ朝早すぎて営業はしていませんので、通過します。

0612
山小屋を通過すると、その先は雄大な富士山のすそ野の風景が広がります。
まだ夜明け前で薄暗いので、ヘッドランプを点けて歩きます。

0611 0613
残念ながら、今朝のご来光は見られませんでした。
ですが、雲海は素晴らしい景色です。

0614
今日は、駐車場で出逢った神奈川県の大山さんと御一緒に登ります。
大山さんも富士登山のベテランさんです。
ですが、このルートは初めて登るそうです。

0615
私も一枚撮って頂きました。
ですが今日の登山は不安も・・・
登山では毎回愛用している、膝と足首のサポーターを家に全部忘れてきて
しまったのでした。
もしも膝が痛くなったら即、下山だと覚悟しました。

0622
荒野のような富士山の大斜面には唯一、オンタデだけが生きています。

0625 0628
出発してから約1時間で「次郎坊」に着きました。
昨年は無かった立派な道標が立っていました。

0631
果てしなく遠くに見える頂上です。
富士山の雄大な大きさを実感出来ます。
気温は16℃でした。

0632
風も全く無く、穏やかな朝の富士山です。
これ位の曇りのお天気が、このルートの登山には丁度良いです。
晴れては暑いですし、霧が掛かると見通しが利かなくなって
嫌な感じだからです。

0633 0636
やっと標高・2000㍍地点に到達しました。
しかし、この標高ではまだ5合目までさえ達していません。
ですが三日月型が特徴の、山中湖の全容が見えてきました。

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砂が多い砂礫の道を、黙々と登ります。
“3歩進んで2歩下がる”パワーロスの登山道が続きます。

0639
まだまだ「双子山」(二ツ塚)が大きく見えていますから、
登山ルートは、まだほんの序の口です。

0643
大山さんの朝食タイムです。
この御殿場口ルートは、とにかく良く食べなければ登ることが
出来ません。それほど体力的にもきついコースなのです。
私も栄養ゼリーを補給しました。

0644 0645
スタートしてから約2時間50分で新6合目の山小屋に着きました。
ですが、この山小屋は永年休業中です。
今日も下界は暑いらしく、物凄い勢いで雲が湧き上がってきました。

0650
富士山のテッペンは、まだ遥かかなたにありました。

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無人の気象観測の装置だと思われます。

0654
やっと宝永山と同じくらいの高さに来ました。

0655 0656
雲海も濃くなってきました、下界の景色も狭まりました。
この辺りの登山道は特に急坂です、登山の正念場です。

0658 0660
ようやく6合目にたどり着きました。
ここでルートの約半分くらいの行程です。
宝永山は、目線よりも少し下になりました。

0664 0665
標高も3000㍍を越しました。
ここにもオンタデだけが元気に咲いていました。
上昇気流が雲を呼び、気温も急上昇で21℃です。

0667
間もなく7合目と言う、案内板が有りました。
思わず嬉しくなります。

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7合目の山小屋の「日の出館」さんです。
4時間20分掛かって最初の山小屋に到着しました。
ここで大休止です。
おにぎりを食べてシャリバテを防ぎました。
昨日の炎天下の影響をまだ引きずっており、喉がやたらに渇きます。
ここで冷たいペットボトルのお茶を買って、気がつけば一気に飲み干していました。

0671
ここからは3軒の山小屋が続きますが、
隣の「わらじ館」さんはまだ小屋開けしていませんでした。

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御殿場ルートの指導標は新しく、しかも見やすいです。
良く観て見ると、非常時の際の現在位置の記号も明記されていました。

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砂走館さんから次の山小屋の赤岩八合館さんまでの区間は、
とても遠くに感じます。

0677
風を避けるようにして岩陰にイワツメクサが咲いていました。

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かなり空気が薄くなってきました。
左手上方に、白い建物の赤岩八合館さんが見えてきました。

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避難小屋(一般使用不可)を通り過ぎると、ようやく七合九勺に有る
赤岩八合館さんにたどり着きました。
この地点でもまだ7合目だと聞くと、ちょっとガッカリします。

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この先は頂上まで、もう営業小屋は有りません。
ですので、ここで大休止します。

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私はここで恒例の栄養ドリンクを飲み干しました。

0693
下のほうを見下ろすと、すっかり雲に覆われていました。
気温も急降下です、15℃に下がりました。

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赤岩八合館さんから先の登山道は、雲の中で白くなってしまいました。

0699
この区間では、特に多くのランナーが見られました。
富士駅伝競走に備えてのトレーニングです。
こんなに空気が薄い山の高所をガンガン走るのですから驚異的です。

0700 0745
最後の山小屋の廃墟の所で小休止です。
もうこの先には適当な休憩場所さえ無くなります。
ここを大山さんには9合目だと言ってしまいましたが、
下山の時に確認しましたら写真のように案内板も有りました。
8合目の見晴館の跡地でした。

0742
長田(おさだ)尾根のレリーフです。
頂上へと続いていた鉄柵は撤去されていました。少し残念に感じました
(下への鉄柵は何故か健在でした)。

0701
頂上に近づきました。谷の部分には雪渓が見えています。
この雪渓の向こう側は富士宮ルートが通っています。

0704
ついにこのルート最難関の場所まで来ました。
頂上までの高さ250㍍の絶壁をジグザグに登り始めます。
私はこの箇所が富士山で一番厳しい登山道だと確信しています。

0707
険しい登山道ですが、そんな道を少しでも歩きやすいようにと
補修して下さっていました、頭が下がります。感謝感謝です。

0709
ここは、落石危険地帯でもあります。
大きな岩がゴロゴロしています。
一刻でも早く通過したいところですが、空気もかなり薄くなり
物凄い急坂なので、なかなか足が前に出ない所です。

0711
なるべく立ち止まらないように努力はしますが、
一気通過はとても無理です。

0712
今朝、登山口付近で我々を追い越してグングン登って行った青年が、
もう頂上から降りて来ました。
初富士登山だったそうですが、僅か5時間半で頂上に到達したそうです。
このルートでこのタイムは、脱帽です。。
(ちなみに私のこのルートのベストタイムは6時間ジャストです)

0714
今日は風がほとんど無いのが幸いでした。
視界は少し悪くなりましたが、ストレスはありません。

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火口の淵への絶壁を登り切り、ゴールの頂上の鳥居が見えてきました。

0719
私が先に鳥居を潜り抜け、大山さんもゴールしました。

0720 0725
鳥居の先は、「銀明水」です。
登りのタイムは、7時間16分(休憩含む)でした。
コースタイムは8時間半だと言われていますので、
今日は、まあまあのタイムだと思います。

0731 0721
富士宮口の頂上へと移動して「頂上富士館」さんで昼食を摂りました。
ここで、大山さんとはお別れしました。
お世話になりました。有難うございました。

0723
暗くなる前に下山したいので、剣ヶ峰は観るだけで。

0724
念願の今年初めての奥宮へ参拝しました。

0728 0729
頂上の郵便局の営業時間と開設期間の看板がありました。
知りたい方は、写真をクリックして拡大してご覧ください。

0732
各登山道ルートは、昨年から色分けされていますので、
色を覚えておくと良いでしょう。
この看板には有りませんが富士宮口は青色です。

0733
お釜(噴火口)を覗いてから、12:30、下山を開始しました。

0755
7合目の「日の出館さん」まで1時間掛かりました。
日の出館のご主人さんが今朝、私がここで休憩していたのを
覚えていて下さっていて、声を掛けてくれました。
ここからいよいよ「大砂走り」を通って下山します。

0754
下山道のほうを観て見ると、先行者が数人居ました。

0756 0759
いよいよ、ここからが「大砂走り」になります。
最初は、道幅はさほど広くはありません。

0764
時折、ホワイトアウト状態になりましたが、
ロープが新5合目の駐車場まで誘導してくれます。

0776
宝永山の脇まで来ると、道幅も広がり、砂の量も増えてきました。

0779
ロープを追っていくと、たまには歩きにくい所も有りますが
勝手にロープを無視して違う方向へと歩いていくのは厳禁です!
昨夜の人の様に、遭難する原因になります。

0783 0787
砂とスコリアが深く堆積した下山道になりました。
これがまさしく「大砂走り」です。
登山靴も砂地にめり込みます、スパッツの装着が絶対に必要です。

0792
元気良く駆け降りて行く登山者も多く見られました。
深い砂地ですので、1歩で2~3㍍を下ることが出来ます。
私はさすがに登りで力を使い果たしてしまったので、
残念ですが走れません。

0796
私は大砂走りは久しぶりでしたので、降り方を忘れていました。
ここは歩くと疲れます。
むしろ、小走りでも良いので走ったほうが遥かに楽でした。
ゆっくりとジョギングを走るように足を動かしましたら、
面白いことに、まるで自転車のペダルをゆっくりと漕いでいるような
不思議な感覚でした。

0798
効率良く下れるようになったところで、しばらく行くと
避難小屋(ここも一般使用不可)が見えました。
ここまで来れば、登山口ももうすぐでしょう。

0801
ところが、標高2000㍍の標識が現れました。
と言うことは、まだあと600㍍も下らなければなりません。

0811
遥か彼方には、新5合目が見えてきました。
ですが、まだかなり遠いです。

0812
富士山はやはり高い山です。
普通は雲の有る位置に、下界の景色が映っています。
初めて見た時にはビックリしました。

0821
雲に覆われていましたが、双子山が大きくなりました。
やっと新5合目が近づきました。

0833
大石茶屋さんは登山者で賑わっていました。
私も洗面水(¥100)をお願いして、砂の付いた顔を洗いました。
自分のザックを見てビックリです、物凄い砂だらけでした。
大石茶屋さんのご主人も奥さんもお嬢さんも皆とても良い人で、
つい、話しに花が咲いてしまいました。

0836 0837
頂上から2時間半で、登山口の鳥居まで戻って来ました。
お疲れ様でした。。
鳥居の隣には、富士急経営の売店が有ります。
ここが御殿場駅行きのバス停になっています。

0838 0840
年季の入った登山案内図と新しい案内図です。

0841
出来立てホヤホヤの「新5合目の標識」です。

0842
市役所の方のご好意で一枚写して頂きました。

0835 0843
第1駐車場に停めた愛車へ無事に戻りました。
訓練のために自衛隊の車両も停まっています。


御殿場口ルート= ここは何度登っても厳しく辛いコースです。
富士山最難関ルートだと言い切っても良いでしょう。
何故厳しいのか?・・今回登りながら冷静に分析してみました。
その第一は、急角度の登山道にありました。
太郎坊~次郎坊の区間は、ゆるい傾斜の登山道ですので
苦になりませんが、次郎坊からの登山道は最低角度でも25度、
平均角度は30度とかなりの急斜面です。
しかも砂地のスコリアですから、スリップしっ放しです。
頂上までタフな人でも、こたえる事間違い無しの登山道が続きます。
ですが、雄大な富士山を実感するのには、これ以上のコースは
無いと思います。
“御殿場口を登らざるして富士山を語ることなかれ”
と、ちょっとだけ言いたい気分です。。

【御殿場口ルート・メモ】
水場は全くありません、新5合目にも全くありません、
ジュースの自販機が有るのみです。
7合目の山小屋まで水は手に入りません。
充分な量の飲料水を持参して下さい。

トイレは、新5合目に有るのみです。
7合目の山小屋までトイレもありません。

【データ】
登り標高差 2280㍍。 下り標高差 2280㍍。
万歩計 44600歩。 総歩行距離 17.4㌔(参考資料から)。
今回の登り 7時間 下り 2時間30分。

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コメント

お世話になりました。
お蔭様で楽しい山行ができました。
帰路は12時出発・14:30の下山でした。
7合目まで1時間・その下が1.5時間でした。
自宅着16:30.
翌々日まで体調不良のだらしなさでした。
8月4日数人を連れ、
同コースを来ようと考えていたのですが、
無謀に思え、須走口に変更するつもりです。
茅ヶ崎市 / 大山 茂己
唐辛子有難う。

  • 2010/07/23(金) 20:39:18 |
  • URL |
  • ooyama sigemi #-
  • [編集]

大山さんへ

ご報告のコメントを有難うございます。
こちらこそ、お世話になりました。
楽しい山行を有難うございました。v-436

私もあれから30分後、
PM 12:30に頂上から下山を開始しまして、
大山さんを追いかけましたが、
お姿を全く見られませんでしたので、
とても健脚な大山さんの事ですから、
恐らく快調に飛ばされて下山されたのだと
想像しておりました。
私も同じく2時間半で駐車場に着きました。
最後の大石茶屋さんで聞きましたら
2時間半で下山完了なら、とても早いとの事でした。
最後に駐車場で大山さんの車が見当たらないので
大山さんの健脚ぶりには最後まで
舌を巻いた次第です。。e-446
この度は、有難うございました。

  • 2010/07/23(金) 21:16:06 |
  • URL |
  • yamasuisui #-
  • [編集]

もう何年も歩いていませんが

yamasuisui様
お疲れさまでした。
御殿場はもう30年以上ご無沙汰しています。
長田尾根の手摺りにしがみつきながら下山したことを思い出させてくれました。小屋の少なさや、ルートの歩きにくさは吉田口の比ではないようですね。標高差は吉田口馬返しと新五合はそれほど違わないと思いますが、最近は富士宮口から御殿場口にトラーバスする殿下ルートが注目とか聞きました。

takepapaさんへ

コメント=有難うございます v-290
長田尾根の有った手摺を伝って下山とは・・ e-447
忘れられない想い出でしょうね。e-276
私も混雑の8月の富士山i-259はなるべく避けて
9月の空いている富士山を楽しみたいと
思っています。

  • 2010/07/27(火) 20:26:22 |
  • URL |
  • yamasuisui #-
  • [編集]

富士登山

ご無沙汰しておりますv-290
今年も既に数回富士山に登られて相変わらずの健脚ぶりですねv-91
早々に御殿場口からの登山を達成してしまい、これも毎週の様に行っていた筑波山の成果でしょうかv-426

今年は天候にも恵まれて晴れる日が多いみたいですねv-278
昨年の悪い天候が嘘のようです。
自分はまず富士宮口からの登山を計画しておりますv-290
予定では仲間と8/2早朝から登り始め剣ヶ峰迄行き、当日中に宝永山経由で富士宮口へ下山予定ですv-363
当日は初めてのルートなのでちょっと新鮮な感じの楽しみがありますv-14

  • 2010/07/29(木) 14:21:46 |
  • URL |
  • みけねこ #5lgk84Pk
  • [編集]

みけねこさんへ

暫くでした。v-436
みけねこさんもお元気そうで何よりです v-290
私も、もしかしたら同じ日に富士登山i-259
するかも知れません。
またもや御殿場口を日帰り単独でするかもです。e-351
私も過去にプリンスルート経由で
富士宮口へ降りた事があります。
私もこちらのほうが、楽に感じましたよ。e-446
ただし、宝永火口の中では落石にご注意下さい。

  • 2010/07/29(木) 21:38:32 |
  • URL |
  • yamasuisui #-
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